菊地氏のブログより抜粋。
新倉氏との共演は9年越しというか、
最初にドゥドゥのステージで新倉氏のパフォーマンスを見てヤラれたのが2006年なので、
逆に言うと、まさか共演する日が来るとはなあ、という感慨で一杯ですが、
何せお母様主催の公民館ライブ(要するにPA無し、総て手作り)なので、
大きくて奇麗な音が出せず、そこはまあしょうがない感じでしたが
(実際は、エレクトロ・パーカションを爆音で鳴らして、
新倉氏のサバールとトライバルのヤバいのがやりたかったんですが)、
派手な座長的パフォーマンスが得意な新倉氏のミニマルで渋い側面が出て
(座長パフォーマンスも出まくりでしたが・笑)、大変良かったと思います。
ダウンの人々は(この言葉嫌いですが)健常者よりも老いが早く、
新倉氏まだ20代ですが既に同年輩の風格があり、これからどんどん枯れて行くのだろうなあ、
楽しみだなあ。と思います。
とはいえ、新倉氏の座長ぶりは構造上しかたがないにしても、
ワタシとしては氏を特別扱いせず、1パーカッション奏者として考えたいですよね。
「ダウン症の子を持つ不敬の天使」という役は役として。今後もあると思います。
それにはコッチから呼ぶ。というのが理想的でしょう。
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菊地成孔氏には音響が納得いく状況でなく、不満な環境での演奏でした。
タケオを1パーカッション奏者として接してくださり、胸がいっぱいです。
菊地氏との共演はタケオの歩みの中で輝かしい金字塔になりました。
本当に、本当に、ありがとうございます。
撮影 足立剛一