TAKEO タケオ  「新倉壮朗の世界」

takeoyume.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2018年 12月 01日

「大友良英講演会」 主催:明治大学文学部

「即興と社会」―震災後に生まれつつあるまつりをテーマに―

音楽の世界で行われてきた「即興」によるアンサンブルを丁寧に見ていくことが、
もしかしたら、この先の社会を考えていく上で重要なのではないか、
言語にたよりがちな「思想」を考える上でも、非言語的な「即興」をキーワードに
アンサンブルを見ていくことは有効なのではないかと提唱。

レコードをかけながら、音楽の手法の一つである「即興」について解りやすく語る。
即興が重要な手法になったのはジャズの領域だったが、パターン化。
「即興」の開祖のデレク・ベイリーはあらゆる音楽技法から自由になろうと最も不自由なことを選び、
どこからも解き放たれた音を目指す。
デレク・ベイリーが作り出す音楽の凄さを強調。

大友さんは音楽家のいない音楽、上手な人が頂点のピラミッドでない音楽を
「フェスティバルFukushima!」や「札幌国際芸術祭」で実施。
それは祭り。
祭りは現実をひっくり返し、コミュニケーションを生む。
音楽の面白さはコンセンサスをとらえない。
その場で価値観を決める。
目標地が無いと失敗がない。
ここに行くためにどうするのか?
起こったことをどうとらえるか。

示唆に富んだお話をお聞きすることができました。
会場では皆さんが持ち寄った楽器で演奏。
タケオも紙太鼓を叩き、参加しました。

「大友良英講演会」 主催:明治大学文学部_b0135942_11572726.jpg



by takeo_yume | 2018-12-01 11:57 | 日記


<< ドキュメンタリー映画「地蔵とリ...      社会福祉法人「あかねの会」第2... >>