TAKEO タケオ  「新倉壮朗の世界」

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2008年 04月 14日

タケオとタケオの音楽について

 タケオについて一言で言うのは難しいのですが、私は「ダウン症のアフリカンドラム奏者」と言うことにしています。それに加えるとすれば「マリンバやピアノ、ピアニカの即興演奏も大好きで、音を楽むまさに文字通りの音楽家」ということになるのではないでしょうか。
 さらに「音楽に合わせて即興で踊るダンスや、独特の雰囲気を持つ絵にも才能を示す天性のアーチスト」と付け加えたいと思います。
 「ダウン症の」といちいちことわる必要があるかどうかは疑問なのですが、言葉や文字を使った一般的なコミュニケーションに無理があるのは事実ですし、それをあえて隠す必要もないと思っています。ダウン症「なのに」すばらしいという声もよく聞きますが、私はダウン症「だから」すばらしいのかもしれないと思っています。
 タケオの音楽の魅力は、何と言っても「楽しさ」にあります。タケオの演奏は、音楽とはまさに「音を楽しむ」ことだということを実感させてくれます。
 タケオとタケオの音楽について_b0135942_1626742.jpg美しさの感じ方は人によって違うので押しつけるわけにはいきませんが、タケオの音楽には、約束に縛られず心のままに移り変わる自由で豊かな「美しさ」があると私は感じます。そしてそういう「美しさ」を発見することが、またとても楽しいことなのです。タケオのライブやコンサートで、多くの人にそのことを感じてもらえるといいなと思っています。(榊)  写真/足立剛一

by takeo_yume | 2008-04-14 16:29 | タケオについて


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