TAKEO タケオ  「新倉壮朗の世界」

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2018年 07月 20日

常田富士男様、ありがとうございます

18日に黄泉の国に旅立たれました常田富士男様は
ドキュメンタリー映画「タケオ」のナレーションをして下さいました。
ナレーションをするにあたり、

この場面ではこう感じるだろうと想定はするが、
共感を得るようなナレーションはしない。
興奮はしない。
幾分、個人的な好みは抑える。
絵、姿が見やすくなればいい。
ドキュメンタリーはストーリーで見るわけでないので、
見る度に新しい発見がある。
共感が濃くなっていく。

常田様はナレーションを入れるために「タケオ」のDVDを何度も見て下さり、
  タケオにびっくりした。
  タケオは素直だなあ。
  タケオのすべてに同感。
  タケオは嘘がない。
  タケオは正直。
幼少のあこがれていた時を思い出す。
タケオの夢中になれる、集中している時間が魅力。
タケオがたたいている姿は、心酔している岡本太郎が絵を描いている動作と似ている。
この映画を見て「芸術は爆発だ」が理解できた。

自分がその瞬間を迎えた時に、感じるものは人それぞれ。
それが面白い。
この映画は理屈抜きに感じあえる。
人に会える。

と語って下さいました。

タケオに会った時、
「かなわないよ」
「自分もなりたい」
「タケオ」は何度も見ている。
何度見ても面白い。

と慈しみの眼差しでタケオを見つめ、
ずーと手を握って下さっていたお姿がまざまざと浮かびます。
この上なく優しく、気骨ある重厚な俳優さんでした。
ありがとうございました。

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常田富士男様、ありがとうございます_b0135942_11175485.jpg



by takeo_yume | 2018-07-20 11:18 | 日記


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