TAKEO タケオ  「新倉壮朗の世界」

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2018年 09月 06日

オリヴィエ・メシアンの注ぐ20のまなざし

メシアンのスペシャリスト中川賢一さんと
メシアンに多大な影響を受けて10代を過ごした野村誠さんが
メシアンに向き合う稀有なコンサート。

毎年、両国門天ホールに2代のピアノがセットされ催されるイベントに
野村さんが中川さんのために書き下ろした2台のピアノのための新曲。
メシアンを模倣し、
メシアンを批評し、
メシアンを解体し、
メシアンを編集し、
メシアンを誤解し、
メシアンを理解する小品集。
野村さんの物事を多方面から見る鋭い見識が曲に光る。

タケオは音だけでなく、中川さんのダイナミックなピアノ奏法をじっくり拝見させて頂きました。
力の入れ方、指使い、手の抜き方、ご自身のすべてを全力でピアノと接する指に集中させての演奏。
野村さんはタケオのピアノについて何年か前に
「タケオ君は、出会った人の物真似をしながら、次々に何でも吸収していきます。
ということは、誰に出会うかで、彼は、もっと成長することができるのでは、とぼくは思います」
と語って下さいました。
この2日間で中川さんと野村さんのピアノを聴かせて頂き、
タケオの感性が捉えた何かが今後のピアノに醸し出されると思います。

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by takeo_yume | 2018-09-06 12:21 | 日記


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