「千住の1010人」に向けての話し合い。
カタカタ(クリアファイルで作った手作り楽器)から始まり、
昆布、ホタテ貝、ハマグリで「千住の1010人」で演奏予定のメメットさんの曲を演奏。
速度を変えたり、グループ分けしたり、場所をセッティングしたり、様々なチャレンジを試みる。
最後は即興演奏。
タケオの締めで終了。
野村さんはだじゃ研について語る。(野村誠の作曲日記より抜粋)
「だじゃ研」は本当に不思議なグループだ。共通な目的を持ったグループなのかどうかも不明。
世の中には、「ワークショップ・ファシリテーター養成講座」のようなものもあるが、
そういうことを意図していないのに、「だじゃ研」から数々のファシリテーターが勝手に育っていて、
今日のように児童館に行ったり色々な活動が行われている。
だじゃ研に参加すると、楽器が上達するのかどうかは分からないが、即興力や柔軟性は勝手に上達していき、
今では世界のどこにもない即興グループとも言える。
本番も楽しむが、こうやって日々集まってセッションすること自体を楽しんでいる。
メンバーは常に流動的で、来れる人が来るから、いつも違う人が参加している。
常連もいるけど、常連だけで固定化もしていかない。
こういうグループがどうして形成できたのか、奇跡で、本当に宝だと思っている。
22世紀へぼくが残す最大の音楽遺産は、だじゃ研かもしれない、などと本気で思っている。
その凄さの一端は石橋鼓太郎の博士論文で分析されているが、
あまりにもユニークな事例であり、あまりにもどこにでもありそうな事例であるので、
何が凄いのかが言語化され、市民権を得ていくのには、少なくとも10年くらいはかかるのかもしれない。




